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  <title>小説</title>
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    <item>
    <title>[和　創作童話風] 晴れ女と雨女</title>
    <description>
    <![CDATA[<br />
　昔むかし、あるところに晴れ女がいました。<br />
　彼女が外に出ると、たちまちどんな土砂降りの雨でも止んでしまうのです。<br />
　だから村の皆は、彼女をずっとひとつの小屋に閉じ込め続けました。<br />
　お米やお野菜を作って暮らしている彼らからしたら、彼女は日照りをもたらす悪者以外の何者でもなかったのです。<br />
　彼らにとって、雨は何より大事な天の恵みでした。<br />
　<br />
　そして、また違うあるところに、雨女がいました。<br />
　彼女が外に出ると、たちまちどんな干ばつでも、雨が降り始めるのです。<br />
　だから、村の人たちは、彼女を神の御使いだと崇め、奉りました。<br />
　彼女には自由が与えられ、気がむいた時に外に出て、気が向いた時に帰っていいことになっていました。<br />
　雨は適度に降れば丁度いい。<br />
　彼らにとっても、雨は何より大事な天の恵みでした。<br />
　<br />
　<br />
　二つの村は、あるとき、お互いの存在を知りました。<br />
　そして、晴れ女のいる村は、雨女を少しの間でいいから貸してほしいとせがみました。<br />
　雨女のいる村の人々は、当然これを断りました。<br />
「あの子は、私たちにとって大事な女神さまなんだ」<br />
　<br />
　<br />
　<br />
　ある日、雨女が死にました。<br />
　理由は、雨が止まらなくなったから、村人に殺されたからでした。<br />
　草木は根腐れし、どんどん枯れていきました。<br />
　川は氾濫をおこし、村の半分を根こそぎ奪っていきました。<br />
　人が、たくさん死にました。<br />
　雨女は、ずっと部屋の中にいるように言われました。<br />
　それでも、雨は止むことはありませんでした。<br />
「こいつがいるから、こんなことになったんだ」<br />
　一人の思い余った若者が、とうとう行動を起こしてしまったのです。<br />
　それ以来、村の雨は延々と止むことがなくなりました。<br />
　<br />
　ある日、その知らせが晴れ女の村にきました。<br />
　雨女の村の人たちは、晴れ女を貸してほしいとせがみました。<br />
　しかし、その日は丁度よい雨が降っていました。<br />
　彼らにとっては久々の雨でした。<br />
　今、彼らに晴れ女を渡すために部屋の外に出してしまうと、せっかくの雨が止んでしまいます。<br />
「あの子は、私たちにとって大事なお姫さまなんだ」<br />
　晴れ女の村の人たちは、雨女の村のひとたちをそう言って追い払いました。<br />
　<br />
　<br />
　その日以降、晴れ女の村に雨は降らなくなりました。<br />
　雨女のいた村も同じく、今度は一滴の雨も降らなくなりました。<br />
　今度は人々は、晴れ女を殺そうと思いました。<br />
　<br />
　<br />
　晴れ女は、刃物を持った村人たちを前に、叫びました。<br />
　力ある限り逃げましたが、どこにいっても、人、人、人。<br />
　ずっと幽閉されてきた晴れ女の足腰では、山道は逃げ切ることができません。<br />
　とうとう、屈強な男たちに羽交い絞めにされました。<br />
　一人の男が、斧を振り上げます。<br />
　彼女は、死にたくないと喚きました。<br />
　でも、彼らは顔色一つ変えることはありません。手は解かれることなく、斧も振り上げられたままでした。<br />
　<br />
　晴れ女が涙を浮かべ、斧を見上げ、頬に涙が伝ったその瞬間でした。<br />
　彼女の首は、宙を舞いました。<br />
　どずん、と重たい音をたてて、彼女の首は落ちました。<br />
　瞳に浮かべていた涙が、大事にぽつりと落ちました。<br />
　<br />
　するとどうでしょう。<br />
　たちまち空から雨が降ってきたではありませんか。<br />
　人々は、よかった、よかったと喜びました。晴れ女が死んでよかったと。<br />
　もっと早くにすればよかったのだと。<br />
　<br />
　<br />
　晴れ女の嘆きを見届けていた神様がいました。<br />
　それは、かつての雨女でした。<br />
　彼女は、晴れ女の境遇に涙を禁じえませんでした。<br />
　そうして同情し、流した涙が、大地に雨となって降り注いだのです。<br />
　<br />
　雨女は、いつも誰かに必要とされていました。笑顔をもらっていました。感謝の言葉をもらいました。<br />
　最後には殺されてしまったけれど、供養も丁寧にされたので、このような地位につくことができたのです。<br />
　<br />
　でも、晴れ女は違います、生まれた時から、彼女が彼女だという理由でずっと自由を禁じられてきました。<br />
　そして誰からも必要とされず、悪いこともしていないのに、死んで、殺されてはじめて人に喜ばれたのです。<br />
　<br />
　<br />
　それから、一刻の間だけ雨は降りました。<br />
　そのあとは、ただの一滴も降ってくることはありませんでした。<br />
　<br />
　雨女のいた村の人々も、晴れ女のいた村の人々も、何も作物は育てられなくなり、酷い飢饉になりました。<br />
　ついには、お互いに食料をめぐって争いあいました。多くの人が死にました。<br />
　最後には米のひとつぶも無くなって、村の最後の一人も死にました。<br />
　<br />
　<br />
　こうして、お互いを助け合わず、人を利用することしか考えなかった村の人々は全滅しましたとさ。<br />
<br />
<br />
　めでたし、めでたし。<br />
]]>
    </description>
    <category>[ﾌｧﾝﾀｼﾞｰ]短編</category>
    <link>https://ikuyama.yamatoblog.net/Entry/16/</link>
    <pubDate>Thu, 27 Jun 2013 12:29:04 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>[片道勇者TRPG]サントリナの日誌　『二日目』２枚目</title>
    <description>
    <![CDATA[<span style="font-size: large;"><u>■二日目、サイーショの街。前ページの続き。</u></span><br /><br /><span style="line-height: 1.4;">　……と、遺跡に入る予定だった私たちですが、ンクさんが怪我をされていることに気づき、その足を一旦止めました。</span><br />　どうやら、森を移動している間に、気づかないうちに出来ていたもののようです。<br />　こうしたケガにおいて、人に指摘されて視認すると途端に痛み出す、というのはよくあることですしね。<br />　そうして治療を開始したのですが……、その、えっと……毛皮で覆われていると患部が見えづらいのですね？<br />　正直、知識ばかりを蓄えてきていて、酷い怪我なんてするようなことをまずしない耳長人の里にあっては、癒し手として技術を磨く機会は少なく……。早い話が経験不足なんです。<br />　その代わり、薬師としてはかなり勉強をしたと自負しています、癒し手になったのは妹を治すためのことだったので、病気のほうへの治療の勉強を最優先していましたから。先述のとおり、ケガをする人も少なかったですしね。<br /><br />　それに加えてンクさんの患部はやはり毛で覆われていたために、動物の治療もほとんどしたことのない私は大苦戦をしました。<br />　私が傷薬を染み込ませたガーゼを当てると、苦悶の表情と共に悲痛な鳴き声、いや叫び声が……。<br />　かなり痛がられていましたし、悪いことをしたな、と……ちょっと反省しています。<br />　様々な種族に対して、もっと理解を深めねばなりませんね。外科的に。いえ、色んな意味で。<br />　今後の課題です。<br /><br /><br />　さて、気を取り直して遺跡の内部に入った私たちでしたが、そこは、陰湿な空気で満ち満ちていました。<br />　澱んだ空気がそうさせたのかもしれませんが、何より……不穏な、何かを感じました。<br />　形容しがたいのですが、その時はなんといいますか……、ゾワゾワした、触れれば私を蝕むようなそんな空気が、意思を持ってこちらを狙っているような、包もうとしているような……、そんな、不気味な感覚でした。<br /><br />　それに、壁際に等間隔で並んだ六つの鎧、それにも不吉なものを感じましたが、中に生命の気配は一切感じられませんでした。でも、感じるのです。その、不穏な空気を。その鎧からも。<br />　私は一刻も早くそこから出たくてたまりませんでした。<br />　まぁいくらなんでも、ホラーのように、突然動き出すということもないわよね、なんて強がってはいましたが……。<br /><br />　しかしそれは叶わぬこと、なんとそのフロアの中央には女性が倒れていました。<br />　アレちゃんのンクさんへの説明を聞いていた限りでは、どうやら彼女がテレサさんのようでした。<br /><br />　そして、彼女のそばには血のついた短剣。<br />　近寄って見るに、彼女は怪我をしていました。刺し傷でしたから、その短剣によるものでしょう。<br />　急いで手当を開始して、ひと段落した頃でした。<br /><br />　その異変が起きたのは。<br /><br />　皆が一様に騒ぎ出して、私も異変を感じ取りました。<br />　その方向を見やれば、人間の冒険家である、クールそうで無口な印象を受ける彼、ロイスさんが突如、不気味な微笑みを浮かべて、奥の大扉へと向かって行くところでした。<br />　この部屋を満たしている不吉な空気、それが彼を捕らえている気が……しました。<br />「へぇ……」<br />　そう言葉を漏らし、彼は一歩、一歩と確実に歩を進めます。<br />　彼に何が起きたのか、その時の私に知る術はありませんでした。<br />「これだけの金があれば、あいつらは何も不自由しなくて済む……」<br />　小声で、そう聞こえた気がしました。<br /><br />　アレちゃんが、心配なのかロイスさんに近づいていきました。<br />「どうしたなの？　どうしたなの？」<br />　しかしロイスさんは、一向に彼女のほうを見ようとはしません、それどころか……。<br />　言葉もなく、アレちゃんは……、何かの衝撃を受けたように、崩れ落ちました。<br />「アレイラッ！」<br />「アレちゃん？！」<br />　急ぎンクさんがアレちゃんをキャッチしましたが、もうロイスさんは大扉の前に立っていました。<br /><br />　まるで、もうロイスさんではないようでした。<br />「はは、はははハハハハハハハハハ！！」<br />　気が狂ったような笑い声。それが部屋中に響きわたりました。<br />　まるで、彼は既に人間ではないようでした。<br />　……物語に出てくる魔王のように、彼は、ただただ虚ろな目で、狂ったように笑っていたのです。<br /><br />　彼は、笑いをやめると扉に触れて、何かの呪文を唱えるように、ブツブツと何かをつぶやきだしました。私は彼の近くにいなかったので、それは聞き取ることはできませんでした……。<br /><br />　ンクさんは、弓を構えていました。<br />　彼はロイスさんです、止めてください、そう言おうと、止めようとしました。<br />　でも、恐怖で口が動かないのです。口だけが無意味に動きます。<br />「ロイス、貴様！」<br />　そして私の数秒の逡巡の間に、ンクさんは矢を放ちました。<br /><br />　刹那、激しい雷音。<br />　そうとしか表現できない音が鳴り響き、アレちゃんと同じように、矢は何の抵抗もなく吹き飛ばされました。<br />　それは、先ほどよりも、威力を増しているように思えました。<br /><br />　何が起きているの？<br /><br />　私はただ、扉の前にいる彼の行動を見守ることしか、できませんでした……。<br /><br /><br />　<br />]]>
    </description>
    <category>[リプレイ]片道勇者TRPG</category>
    <link>https://ikuyama.yamatoblog.net/Entry/15/</link>
    <pubDate>Thu, 18 Apr 2013 08:42:26 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>[片道勇者TRPG]サントリナの日誌　『二日目』１枚目</title>
    <description>
    <![CDATA[<span style="font-size: large;"><u>■二日目、サイーショの街。</u><br />
</span><br />
　今、私たちは、廃墟とも言えるような場所でひとときの安らぎに身を委ねています。<br />
　……そう、私"たち"なんです。今は同行者がいるんです、喜ばしいことでしょう？<br />
<br />
　細かいことを、覚えている範囲で、時系列を追って書き記したいと思います。<br />
<br />
<br />
　野営地に赴いた私は、ギリアムさんという方に出会いました。<br />
　彼はキャラバンの隊長で、何やら酷く焦っている様子でした。<br />
　どうやら、テレサという女性、おそらくは彼の奥様が、夕方から薬草採りに出かけたきり、夜になっても戻ってこないという話でした。<br />
　このあたりは確かに薬草が豊富でしたし、夢中になってしまうのもわかる気がしましたが、夜になっても戻ってこないというのは流石に心配です。<br />
<br />
　そうして、そこで私は始めて妖精を目にしたのです。<br />
<br />
　彼女の名前はアレイラ。<br />
　ピンクの髪はツインテールで括ってあり、小さな細工のティアラを冠していました。どうやって作ってあるのか分からない小さなメガネも掛けており、きっと誰かに大事にされてきた子なんだろうな、と感じました。そうでなくては、このような細かい装飾品を用意できるわけがありませんから。<br />
　なんて愛らしい子なんだろう、と思ったこの第一印象は、すぐに打ち消されることになるんですけれどね……。<br />
<br />
　私は、人として、ギリアムさんとテレサさんのことを見捨てることが出来ませんでした。<br />
　よって、アレイラことアレちゃんと協力してテレサさんを探しに行くことにしました。<br />
　その際、借用書だのなんだのにとお金にこだわってすぐ動こうとしないアレちゃんを見ていますと、<br />
「ああ、妖精って言っても人間と一緒なんだな……」<br />
　と幻滅をしましたが……今となっては些細なことです。<br />
　ともかく彼女を引っ張って、私は急ぐことにしました。<br />
<br />
<br />
　あたりの平地を探しても、テレサさんらしき人は見つかりませんでした。<br />
　草の根をかき分けても探しましたが、流石にアレちゃんではないのだから草の根にいるわけはなく……。<br />
<br />
　そうして少し諦めの混じりかけてきた頃……、明け方が近くなってきた頃でしょうか？<br />
　森に入って少しすると、二人分の人影が見えました。<br />
　片方は猫人のようで、片方は……ええっと、これ書かなきゃダメかな……、その、第一印象、変質者でした。<br />
　だって、パンツ……もといフンドシ一丁は変質者でしょう！？<br />
「ヘンタイさんはお金をいっぱい持ってるなの！」<br />
　彼を見たアレちゃんはそう言ってましたが、パンツ一丁の人がお金をたくさん持っているようには私には思えませんでした。<br />
　むしろ着るものも買えないんじゃないの！？　って、普通はそう思うだろう、というのは、私の狭すぎる常識なのでしょうか……？<br />
<br />
　猫人はどうやら女性のようでした。初めて見る猫人は思った以上に魅力的でした。動物好きにはたまらないものなのです。彼女の肉球の柔らかさについて考えているうちに、アレちゃんがテレサさんを早く探さないと、と促してきました。<br />
　私もそこではっとして、テレサさんらしき人を見なかったか彼女に訪ねました。<br />
　……男性の下着姿をまじまじ見つめるのは、私には酷なのです。分かってください。<br />
<br />
　そうして猫人の獣人であるンクさんと、……変質者で何故かバケツを被っているフンドシ一丁の人間ハムイさんと同行することになりました。なって、しまいました。<br />
　何やらハムイさんは森に急に現れたとかなんとか聞きましたが……、その事象も気になりましたがそれよりもテレサさんの人命救助が最優先事項でした。<br />
　ンクさんは、テレサさんの向かった方向にあたりをつけたようでした。<br />
　彼女の先導に従って、私たちは進むことになりました。<br />
<br />
<br />
　朝になって少し経った頃でしょうか。<br />
　一時歩いたところで、また人と遭遇することになります。<br />
　今度は普通の人でした、至って普通の常識人でした。<br />
　私は安心しました。<br />
　……本当なら、獣人や人間を見た時点でちょっと前の私なら少しびくびくおどおどとしていたかもしれませんが、フンドシ一丁のバケツ人間を見ては全てが吹き飛びました。<br />
　世の中の人々の、個々の常識って、そうやって構築されていくんですね？<br />
　人間の男性、彼の名前はロイスさん。ちょっとクールな印象です。<br />
　人懐っこそうなキツネの獣人はヴァンローバーさん、ヴァンさんとお呼びすることにしました。<br />
　この二人はンクさん同様会話が通じそうでしたので、大変安堵いたしました。<br />
<br />
　どうやら、私たちの行き先と彼らの行き先は同じようでした。<br />
　利害は一致し、私たちは共にそこへと向かうことになります。<br />
　私たちの辿りついた行き先には、大きな……昔書物で見た古代の偉人の墓所のような遺跡がありました。<br />
　ロイスさんとヴァンさんは、ここを目当てに来ていたそうです。<br />
　そして、アレちゃんが、テレサさんのものと思しき足跡を発見しました。<br />
　足跡のサイズは私とあまり変わらないことから、女性のものとみて間違いないでしょう。<br />
　ということで、私たちは全員で遺跡の中に入ることにしました。<br />
<br />
<br />
<b>＜少しインクの色が違う。後で書き足されたもののようだ。ただ、字が乱れている＞</b><br />
<span style="color:#990000;"><i>　私はこの時、気づくべきだったのです。<br />
　古い遺跡、誘うような女性の足跡、集った六人。<br />
　それが何を意味する符丁だったのか、ということに。<br />
　今となっては、後悔しても遅いと分かっているけれど、悔やんでも悔やみきれません。<br />
<br />
　愚かなことに、『彼』に出会うまで、私はこの意味を……分からずにいたのです……。</i></span><br />
<br />
<br />
<div style="text-align: right;"><a href="http://ikuyama.yamatoblog.net/Entry/15/" title="ページをめくる" style="line-height: 1.4;">ページをめくる</a></div><br />
<br />
<br />
<br />
]]>
    </description>
    <category>[リプレイ]片道勇者TRPG</category>
    <link>https://ikuyama.yamatoblog.net/Entry/14/</link>
    <pubDate>Wed, 17 Apr 2013 13:55:27 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>[片道勇者TRPG]サントリナの日誌　『一日目』</title>
    <description>
    <![CDATA[<span style="font-size:large;"><u>■改めてまして、一日目。</u></span><br />
<br />
　ええと、日記を書き直しはじめて一日目、としましょう！<br />
　ようやく、平地につきました！<br />
　今日の野犬の群れは強敵でした。近くに手頃な枝が落ちていなければ危なかったでしょう。<br />
　しばらくは何かに追われたり、生きるだけで必死だったりと日記をサボっていましたが……、再開すれば何の問題もありませんよね？<br />
<br />
　さて、今私はとても大きな問題に直面しています。<br />
<br />
　それは何かと言うと、どうやら近くにキャラバン……つまり大勢の人間がいるようなのです。<br />
　悪質なキャラバンであれば、人買いに売られてしまうかもしれません。<br />
　しかし、いい人なのであれば、旅支度を整えることができます。<br />
　悩みに悩んだ末、危険を孕む可能性が完全に排除できないのであれば接触しないほうがいいという結論に落ち着きました。<br />
　……落ち着いたのですが、始めて見る人間に対して好奇心が優ってしまいました。<br />
　何やら揉めている様子ですし、遠くからではそれがよく聞こえません。<br />
　もし彼らがいい人で、何か困っているのだったならば……、私は彼らを見過ごすことはできませんし、ということで、少し様子を伺いに行くことにします。<br />
　日記がここで途絶えたら、何かあったものだと思ってください。<br />
<br />
　野営地に、日記は置いたままにしておきましょう……。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;"><span style="line-height: 1.4;">＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</span></div><br />
<span style="font-size: large;"><u>■一度取りに戻りました。</u></span><br />
<br />
＜酷い殴り書きになっている＞<br />
　急いでアレちゃんと向かわなくては。仔細は追って記述しましょう。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: right;"><span style="line-height: 1.4;"><a href="http://ikuyama.yamatoblog.net/Entry/14/" title="ページをめくる">ページをめくる</a></span></div><br />
<br />
<br />
]]>
    </description>
    <category>[リプレイ]片道勇者TRPG</category>
    <link>https://ikuyama.yamatoblog.net/Entry/13/</link>
    <pubDate>Wed, 17 Apr 2013 13:41:53 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>[片道勇者TRPG]サントリナの日誌　3ページ目……？</title>
    <description>
    <![CDATA[<span style="font-size: large;"><u>■日記を書き始めて二日目。</u></span><br />
<br />
　私は今日も生きています。<br />
<br />
　ちょっと野犬に襲われそうになりましたが、急いでなんとか木に上り事なきを得ました。<br />
　私は一切の戦闘訓練というものをしたことがないので、危ない所でした。<br />
　それに耳長人は他の種と比べて格別に非力だということですので、より気をつけなくてはならないでしょう。<br />
<br />
　保存食の消費は避け、まだ地の利のあるここいらでは木の実を食べて進むことにしました。<br />
　山岳、森の中、とくに村周辺のことならば、私の庭ですから。<br />
　水の確保も無理なく出来ました。<br />
　さて、ここで私の不安を書き出させていただきましょう。<br />
<br />
　すっごく怖いです。<br />
　いや、だって私の村には人間が来たら人買いだと思えと言われているほどに、外部の人間への抵抗力は強いのです。<br />
　それに、特別に剣の修行をしたことがあるわけでもないし、格別に知恵が回るわけでもありません。武器と言えば、手に持っているこの旅人向けの杖くらいのもの。<br />
　魔法のような力でも使えればいいのに、と夢想せざるを得ません。<br />
　……そんな力があれば、私は故郷を離れずに済んだのですがね。<br />
<br />
　さて、あと数日ほど歩けば人里に着くはずです。<br />
　人買いは怖いですが、何事も最初が肝心、この恐怖を克服すればきっともう怖いとは思わないでしょう。きっと。<br />
<br />
　では、今日のぶんはこれにて。<br />
<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;">＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</div><br />
<br />
<br />
　数日分、あるいは数十日分、ページが破れてなくなっている。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;">＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</div><br />
<br />
<span style="font-size:large;"><u>■……何日目でしたっけ。</u></span><br />
<br />
　日記帳を実はメモ代わりに使った挙句、そのメモがうまくいかなくてイライラして日記を書いたページまで巻き込んで破いてしまったようです。<br />
　メモというのは、今はどのあたりを進んでいるのかをマッピングしていたもの。<br />
　何日も同じような光景ばっかりだ、と思って地図を見直すと、目的とは正反対の方向に進んでいました……。<br />
　油断は禁物、自分の中にも敵はいるのですね……。<br />
　近場だからと、地図なんて見なくても楽勝、という根性がいけなかったのでしょう。<br />
<br />
　せっかくなので、当初の目的の村と正反対ですが、別の町に向かってみることにしました。<br />
　この方向なら、サイーショの街が近いはずです。<br />
<br />
　……次は間違ってないはずです、きっと。<br />
<br />
<br />
<br />
＜このあたりにも地図がメモされている＞<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: right;"><span style="line-height: 1.4;"><a href="http://ikuyama.yamatoblog.net/Entry/13/" title="ページをめくる">ページをめくる</a></span></div><br />
]]>
    </description>
    <category>[リプレイ]片道勇者TRPG</category>
    <link>https://ikuyama.yamatoblog.net/Entry/12/</link>
    <pubDate>Wed, 17 Apr 2013 12:09:54 GMT</pubDate>
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    <item>
    <title>[片道勇者TRPG]サントリナの日誌　１ページ目と２ページ目</title>
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    <![CDATA[<span style="font-size:large;"><u>■はじめに。</u></span><br /><br />　今は、星空が綺麗な夜です。<br />　野営の火にあたりながら、私はこれを書いています。<br />　これを書き始めた動機としては……、少し、人恋しく、寂しくなったのかもしれません。<br /><br />　こんなことになるまでは、私はいつも誰かと一緒にいましたから。<br /><br />　今、私は、一人です。<br /><br />　<br />　<br />　<br />　<br /><br /><div style="text-align: center;">＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</div><br /><br /><span style="font-size: large;"><u>■私について。</u></span><br /><br /><div><br /></div><div>　ある所に、二人の姉妹がいました。</div><div>　そこは、人間も獣人も踏み込むことのない、耳長人の秘境の一つ。</div><div>　山奥の秘境に暮らす私たちは、こうして自然の中で……人知未踏の地でひっそりと暮らしていました。</div><div>　山頂からのせせらぎに心洗われ、鳥のさえずりに耳を傾け、ひだまりの花に癒される、そんな暖かい日々を送っていました。</div><div>　優しい同胞、何不自由ない環境。</div><div>　それらに囲まれていても、悩みというものは出てくるものです。</div><div><br /></div><div>　その姉妹の妹は、とても重い病気でした。</div><div>　この秘境に住む耳長人の一族は、知識を探求することを美徳としていました。</div><div>　様々な知識を持つ彼らも、その妹の病気を治す術は、分からなかったのです……。</div><div><br /></div><div><br /></div><div>　その姉妹の片割れ、姉の名前がサントリナ。そう、私のことです。</div><div>　そして妹の名前はカラミンサと言いました。</div><div>　カラミンサ……、ミーシャの容態は、芳しくありませんでした。</div><div>　一族の英知をもってしても、対処療法が精々。</div><div>　一族きっての癒し手にミーシャの余命を告げられた時、私は平静でいられなくなりました。</div><div><br /></div><div>　自らも癒し手となり、日々研鑽を重ねましたが、里の知識と技術では、どうしようもありませんでした。容態の悪化は、じわりじわりと……、地に滲む水のように進行していきます。</div><div>　このままでは、生と死の天秤は危うい均衡を破り、一時に傾くでしょう。</div><div><br /></div><div>　私は、ひとつの決心をしました。</div><div>　それは、自分の足を持ってして、里を出ること。</div><div>　家族は止めました。それはミーシャも然りです。</div><div>「私のためにおねえちゃんが危険な目にあうなんて……」</div><div>　そう言われても、私の決意はゆるぎませんでした。</div><div>　私が里にいてもいなくても、彼女の容態は変わらないのです。</div><div>　悔しいことに、私が癒し手となった後の日々で、それは痛感していました。</div><div><br /></div><div>「本当に行くのかい」</div><div>　母が、私の寝室の戸を叩き、そう語りかけてきました。</div><div>　私は自分の机に向かったまま、笑顔で答えました。</div><div>「うん、明日、出るわ」</div><div>「外の世界になんてわざわざ……」</div><div>　外の世界は、非常に危険な場所です。野犬など襲ってくる生命体もいるし、悪い人もたくさんいるのです。</div><div>「きっとミーシャは今に……」</div><div>　よくなる、そう言いかけた母の言葉を私が遮ります。</div><div>「そう言い続けて、何年目？」</div><div>　母は、ただ沈黙を続けました。</div><div>「だから、ね。大丈夫、外の世界のこともある程度調べたのよ？」</div><div>　勇気のない私のホンの少しの強がりでした。</div><div>「……生きて帰ってくるんだよ」</div><div>　そう言って、母は立ち去ったようでした。</div><div><br /></div><div>　次の日の朝、私はまとめた荷物を背負いました。</div><div>　ちゃんと髪もまとめ、衣装も旅に向くものを選びます。保存食も抜かりなく。</div><div>　一人で、誰にも知られぬうちに旅立つ、そのつもりでした。</div><div><br /></div><div>　村の出口に差し掛かった頃でした。</div><div>「おねえちゃん……？」</div><div>　妹の、ミーシャの声が聞こえた気がして振り返ります、すると、そこには村の皆がいました。</div><div>　ミーシャももちろん、そこに。</div><div>「バカッ、無理して外になんて……」</div><div>「……おねえちゃん、行っちゃうの？」</div><div>　……家族にも、母にしか打ち明けていませんでした。今日、旅立つことは。</div><div>　母は、してやったり、という顔でこちらを見ていました。その隣には、うろたえる父が。</div><div>　私に叱られることが怖いのでしょう。</div><div>　ミーシャは、私に乞うような瞳を向けました。</div><div>「うん……ごめんね。</div><div>　でも大丈夫、きっとミーシャはよくなるから……、だからいい子で待ってるのよ」</div><div>　長年言い続けてきた、使い古した言葉でした。</div><div>　それでも、ミーシャは微笑んでくれるのです、私のために。</div><div>　彼女にどう接したらいいのかわからなくなる家族のために、ミーシャは……いつも、笑うのです。</div><div>「うん……、待ってる」</div><div>　ミーシャの身長は、私の肩に行かないほどです。</div><div>　ゆっくりと頭を撫でました。</div><div>　そのぬくもりと、存在の暖かさを、手に覚え込ませるように。</div><div>「じゃあ、行ってきます！」</div><div>　村の皆に見送られて、私は旅立ちました。</div><div><br /></div><br /><br /><div style="text-align: right;"><span style="line-height: 1.4;"><a href="http://ikuyama.yamatoblog.net/Entry/12/" title="ページをめくる">ページをめくる</a></span></div><br /><br /><br />]]>
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    <category>[リプレイ]片道勇者TRPG</category>
    <link>https://ikuyama.yamatoblog.net/Entry/11/</link>
    <pubDate>Wed, 17 Apr 2013 12:06:11 GMT</pubDate>
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    <title>[片道勇者TRPG]サントリナの日誌　表紙と見開き</title>
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　無地の表紙、その片隅に、手書きの共通語にて「サントリナ・グニー」と記されている。<br />
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<br /><a href="https://ikuyama.yamatoblog.net/Entry/10/" target="_blank">ページをめくる</a>]]>
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    <category>[リプレイ]片道勇者TRPG</category>
    <link>https://ikuyama.yamatoblog.net/Entry/10/</link>
    <pubDate>Wed, 17 Apr 2013 12:02:14 GMT</pubDate>
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    <title>[即興小説]あったかいスープ</title>
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    <![CDATA[<a href="http://webken.info/live_writing/novel.php?id=46430" target="_blank">お題：暑い汁 制限時間：15分 </a><br /><a href="https://ikuyama.yamatoblog.net/Entry/9/" target="_blank">作品内容</a>]]>
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    <category>[ﾌｧﾝﾀｼﾞｰ]短編</category>
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    <pubDate>Wed, 16 Jan 2013 14:23:49 GMT</pubDate>
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    <title>[即興小説]冷え切ったこの世界で</title>
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    <![CDATA[<a href="http://webken.info/live_writing/novel.php?id=36883" target="_blank">お題：苦し紛れの会話 制限時間：15分</a><br /><a href="https://ikuyama.yamatoblog.net/Entry/8/" target="_blank">作品内容</a>]]>
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    <category>[ﾌｧﾝﾀｼﾞｰ]短編</category>
    <link>https://ikuyama.yamatoblog.net/Entry/8/</link>
    <pubDate>Wed, 16 Jan 2013 14:12:31 GMT</pubDate>
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    <title>[即興小説]合わせ鏡のどっちつかず</title>
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    <![CDATA[<a href="http://webken.info/live_writing/novel.php?id=31866" target="_blank">お題：2つの情事 必須要素：大統領 制限時間：30分</a><br />
<span style="color:#666666;"><span style="font-size:small;">即興小説ですが、設定が気に入ってしまったのでいつか続けるかもしれません。</span></span><br /><a href="https://ikuyama.yamatoblog.net/Entry/7/" target="_blank">作品内容</a>]]>
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    <category>[現代]長編</category>
    <link>https://ikuyama.yamatoblog.net/Entry/7/</link>
    <pubDate>Wed, 09 Jan 2013 14:27:54 GMT</pubDate>
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